「電気・ガス・灯油」熱源として一番安いのは?②
光熱費を節約し省エネルギーな暮らしのために
H26年11月の時点では灯油が一番安いです。
(価格が高騰するリスクについては灯油代が30円ぐらい上がるとオール電化より高くなります。今はシェールオイルや世界経済情勢によって原油価格が下がっています。)
ガスと電気は同じくらいです。(旭川地区の場合。札幌のように北ガス地区はもう少し安くなります。)今後シェールガスやメタンハイドレートによって下がるかもしれません。そうなれば電気の発電コストも下がります。いつになるかわかりませんが・・・
日中は不在で夜に家にいることが多い方は深夜電力が安いのでオール電化のほうがお得でしょうか。(断熱性能の低い家でオール電化は暖房設備が増えて電気代が高くなります。今回はQ値1.3で計算してます。)あとはガスコンロかIHクッキングヒーターかの好みで選んでも良いかと思います。
電気代はこれからまた上がるのでしょうか?今後も上がって行くと家庭の生活だけではなく工業や産業も含め日本事態が厳しくなる。どうしても現代の暮らしと電気は切り離せない。エネルギーはどれかが上がれば他も上がり、すべての値段が徐々に上がって行くように思います。太陽光パネル、ハイブリッド製品、エネファームなどはイニシャルコストがかかります。10年くらいで元を取るとしても10年後の世界はまた変化しどうなっているかわかりません。設備自体の寿命もあります。
・原油価格の動きは?
・日本のエネルギー政策として電気代は下がらないのか?
・シェールガスとメタンハイドレートは?
将来のエネルギー問題を予測することは難しいです。
しかし目の前のことから出来ることがあります。
LED照明、省エネ家電などで電気代を節約する。
住まいの計画は断熱性能を高くして暖房費がかからないようにする。(家のQ値を下げる)
イニシャルコストとランニングコストのベストバランスを探す。
熱源をどうするかは朝型か夜型かなど、自分のライフスタイルも考慮して考える。
家づくりは自分の生活を見つめ直す場でもあります。(新築を期にたばこやめる人もいます)
収納を多くしたい、部屋を広くしたいなど家に対する欲を家づくりの優先順位とするのではなく風通しや日当りなどの自然のことを考えて設計することやコンパクトな無駄のない広さという考えも必要でしょうね。時代が変わったんで・・・コンパクトでシンプルで高性能の流れでしょう。
いい加減 イメージで家を売ることや買うことはやめたほうがいい。
燃費と性能を数字で検討し、自分に似合う賢い家づくりをすべきだと思います。